こんにちは、ピアノ講師の歩です。
今日はご自宅にあるピアノを処分しようかと考え中の方へ、悔いのないお別れ方法を一緒に考えていければと思い私から提案できる方法を4つお伝えします。
「処分」なんて無骨なタイトルですが、これまで暮らしの中に溶け込んだ風景の一部を切り取る作業というのは結構思い切りが必要な事ですしなかなか淋しい気持ちが生まれるものですよね。
でも、あなたの暮らしを彩ったその美しいピアノの音色を、次の誰かにバトンタッチし未来に紡いでいけたらそれはとても素敵な事だと思うんです。
なので迷っている方は是非ご一読して頂けたらと思います。
買い取り業者に依頼する
処分といったらまずは業者による買取のイメージが浮かぶ人が多いと思います。
ピアノはメーカーや品番や製造番号などの情報で、どんなピアノにどれくらいの買い取り需要があって値段はいくらで買い取りがされるか大体の事がわかりますので、一度見積もりをとってまずは比較してみましょう。
見積もりを取ってみて気持ちが変わることもあるかもしれません。思い入れのあるピアノに値段が付く事に抵抗がある方もいらっしゃると思います。
でも、それでもためしに見積もりをとるのは悪い事じゃないと思います。「だったら手元に置いておこう」と思えるかもしれないですし、「よし、じゃあ手放そう」と気持ちよくお見送りできるかもしれません。
どちらにしてもどうしようと思っていた気持ちが一歩前進する事なので、思い切って見積もり依頼してみましょう!
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手放したいピアノの種類で選んだり、おまとめでの見積もりが欲しい場合などご都合で選んでみて下さい。
親戚・知人に譲る場合の注意点3つ!
誰か使ってくれる人が要れば嬉しいなという方、もともとご親類への譲渡を予定している方、いったんは買取を考えてみたものの希望した金額にならず、それならほしい人に直接譲りたいなという場合もありますよね。
これからピアノを始めようと購入を検討している方にとってもラッキーな話でもあると思います。が、注意点もあります。
- 運搬費用の負担
- 部品交換、修繕などの費用が必要か
- 譲り受ける側の置き場所、運搬経路
運搬費用
楽器の買取業者に依頼であればたとえ少額の買い取り金額であったとしてもたいていの場合は運搬費用は業者持ちになる事が多いです。なぜなら買い取り金額自体が階数やクレーン車の要不要や集合住宅であればエレベーターがあるか等の条件を考慮した上で設定される事がほとんどだからです。
ではそれを個人間の譲渡で運搬をしようとすると、ピアノ専門の運送業者かピアノ運送の取り扱いのある引っ越し業者に依頼するのが一般的です。またその費用は距離や特殊な作業があるかどうかでかなり幅がありますが、数万円~2ケタ万円かかると思っていて間違いないです。
部品交換、修繕などの費用が必要か
日本でピアノがたくさん製造されたのは昭和50年代で、ピアノのメーカーはヤマハやカワイ以外にもたくさんあります。古いピアノだと経年劣化も進んでいる可能性がありすぐに部品の交換が必要な事もあったり、メーカーによっては部品が製造されてないといった場合もありますのでどんなメーカーであるか、またピアノの品番の確認は必須です。ピアノの品番からピアノの製品情報がわかるので、どんなピアノであるか、受け取る側にとってのメリットやデメリットを理解しておくことは大切です。もちろん新品のピアノであっても調律といったメンテナンスは必須ですが、せっかく頂いたピアノに想像以上に修繕費がかかったとなると、受け取った方は負担が大きくなりますので、知人間の譲渡であっても製品の情報はきちんと伝えましょう。
譲り受ける側の置き場所、運搬経路
運搬費用と重なりますが、ピアノを設置する階数やエレベーターの有無、道路から玄関までの段数など、譲り受ける方の条件によっても費用が変わりますので一度見積もりを取るのが確実です。引越し業者に依頼する場合は値段の差に少なからず季節要素も含まれるので、一般的に引越しが増えると言われる春先は避けた方が良いです。
メルカリやヤフオクで売る
少しでも高くお金にしようと思ったら、個人間での売買が一番値段が付くんじゃないかと思います。また電子ピアノで諦めてた方も今はコロナで電子ピアノの需要が上がってるので今がチャンスかもしれません。
ただやはり気を付けるべき点があります。お金を頂くやりとりである以上、少なからずクレームのリスクがあるという事。正確な製品情報を伝えることは当然ですが、傷やダメージ、音質など個人の主観によって異なるイメージの部分のすり合わせなど、事前のやり取りがとても大切になります。
私も個人的にメルカリを利用しますが、かなり誠実にありのままに商品の状態を伝えているつもりでも、個人の受け取り方に相違がありクレームに繋がった苦い経験があります。こちらが真っ当にやっているつもりでも受け取る側もいろいろな方がいらっしゃいますよね。
その上、売れたときの運搬の問題も必ず加わります。着払いや直接受け取りという場合もありますが、個人情報のやり取り、破損や防水対策が施された梱包も必須事項になっていきますので、個人間の売買もなかな簡単ではないなと思うところであります。
寄贈マッチングサービスを利用する
ピアノ調律師さんが運営されているマッチングサービスで、使う機会の少なくなったピアノを譲りたい人と、ピアノを譲り受けたい公共的な施設を仲介するサービスです。
無償提供する事で仲介料や運搬費などは一切かからず、ピアノがどのような施設で活躍してるか報告が受けられるといったメリットがあります。買取業者ではどんな人に届いたかまでは分からない事が多いので、大切にしていたピアノを手放す人にとっては嬉しいサービスだと思います。
また、ピアノを譲り受けたい人は保育園・幼稚園・学校・公共施設・NPO法人などに限られ、運送費の負担のみで譲渡を受けられます。ピアノの状態も事前に調律師さんによる点検の上で受け取る側に伝えられますので、プロ監修のもと安心したお取引ができるサービスです。
※関東近郊のみとなりますので、対象地域にお住まいの方は一度ご是非連絡をしてみて下さい。
まとめ
私がもしもピアノを手放すとしたら、買取とマッチングサービスで迷うと思います。
はやりマッチングは、大切なピアノがどこで活躍してるかが分かるのがとても嬉しいです。買取業者ではほとんどのケースがどこの国へいったかも分からない事が多いので、それに比べてどんな場所でどんな人の前で活躍してるかがわかり、目に見えるお取引が魅力です。
ただ、マッチングに至るまでの期間に迷いが生じないか不安もあります。
買取業者であればすぐに買取金額など見積もりが出るので、手放そうといざ行動を起こしてからのタイムラグがありません。待ってる間に決心が揺らいでしまうという心配はなしです。もちろんマッチングサービスでも予め登録されている施設などすぐに譲渡先が見つかる事もあるかと思いますが、買取業者の見積もりも取ってみて選択肢を増やすのもいいんじゃないかと思います。
見積もりの金額が納得できるものであったり、金額以外にも対応が良かったり、不安や疑問を解決してくれる提案だったりすると決めやすいですし、逆に不信感を持つような対応だったりすれば無理して決断する必要はありません。
さきほどお話したようなお取引のスピード感やタイミングが合うかどうかも大切ですよね。
家族の空間を見守ってきた大切なピアノです。
少しでも納得できる方法でお見送りができたらいいなと思っています。
以上、ピアノを手放す方法のご紹介でした!
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- まとめて一括見積もり請求はこちら!
- メルカリや個人間の譲渡は結構大変。
- マッチングサービスも見てみよう。