私は数年前の11月に結婚式を挙げたのですが、不思議に思ったのが1月や2月より11月のほうが同じプラン内容で費用が20万円安かった事。笑
冬のほうが降雪やインフルエンザ流行などが心配ですし、何より寒いです。
そして3月・4月となると暖かくなり、新しい門出にぴったりの季節なので、挙式・披露宴の料金はどんどん上がっていきますよね。って費用の話は置いといて、、、
これから人気の結婚式シーズンを迎えるにあたり、どんなパーティーにしようかな?会場にピアノがあるのでピアノを使った演出で盛り上げたいな!とお考えの新郎新婦も多いと思います。
そんな方へ私が過去友人や生徒さんのウェディングパーティーでお手伝いさせて頂いた余興とおすすめの演出や、スベらないように気を付けたいポイントをご紹介します。
ピアノはソロ演奏?
まずお考えの余興はソロ演奏でしょうか?新郎新婦や依頼を受けて下さる演奏者の方はプロの方でしょうか。ゲストも音楽関係者の方が多いでしょうか。
であればプロのピアニストにすべてを委ねて本番を楽しみにして下さってて何にも問題ないと思うんですが、きっと、ここにたどり着いた方はそうではない方が多いのかなと思います。
はじめにいくつか気を付けたいポイントなのですが、私は誰かにお土産やプレゼントを贈るとき=人を喜ばせたい時に必ず考えてることがあります。
美味しいか・面白いか・役に立つか・珍しいか です。
誰にどんなモノを贈ったら喜んでくれるか考える事が元々とても好きな事もありますし、アレコレ考えて贈るほうが相手に喜ばれることが多いからです。※月並みのモノがいい場合や季節の贈りものなどそんなに深く考えないモノももちろんありますよ~
なので、パーティーなどここぞって時は、これをやったら喜んでくれる人がどれだけいるかをよく考えて計画を立てるべきだと思います。
例えば新郎新婦が大のロック好き、ヘビメタ好き、もしくはヒップホップ好きだとして、それを喜んでくれるゲストはそこにどれくらいいますか?ゲストは全員お友達でしょうか。親戚やお祖父ちゃんやお祖母ちゃんは大丈夫でしょうか。。。
という事と同じように、ピアノのソロの演奏を聴いて「おー!いいね!」と思ってくれる人はどれだけいますか?
片方のゲストにしか分からない身内ネタが滑ってしまいやすいように、いくら新郎新婦がピアノ好きだからといっても、興味のない人にも響くような内容(選曲・完成度)だったり、みんなが楽しめる演出でない限り、盛り上がりに欠けてしまいますよね。
どちらかというとピアノ演奏は数ある余興の中でも比較的受け入れられやすい方だとは思いますが、「ピアノならいいや」「その間にタバコすってこよう」と離席率は上がりそうでしょうか?全体の人数にもよりますが、空席が目立つと、引き受けて下さった演奏者の方に心理的な負担になりやすいんです。
また更にプロでもなく、よほどの腕前に自信があるタイプでもなければ、ソロ演奏というのは只でさえ緊張感があると思います。選曲や完成度もある程度大切ですし、ゲストの方の印象に残らない結果となってしまえばとても残念です。万が一失敗してしまえばせっかく引き受けて頑張って下さった演奏者の方へのダメージも大きいです。
ゲストはなんのためかって、大切なお二人のお祝いに来てくれるのですから気持ちよく幸せな気持ちで帰ってもらいたいですよね。
アンサンブルやピアノ演奏+《何か》のすすめ
じゃあ、ピアノやめた方がいいか~と思った方、そんな事ないです。
会場にもよりますが、とくにグランドピアノが置いてあれば会場専属のピアニストによる演奏料やピアノ使用料が込み込みプランになっている事も多いようです。
ここで選択制であれば決して無理する必要はないですが、使用料など込み込みならせっかくなのでピアノを活用しましょう!
そしてピアノを弾いてくれるゲストの他に何か他の楽器や特技がある方はいませんか?心当たりをさがしてみましょう。
◆連弾
ピアノ+ピアノ弾ける人がもう一人いたら連弾もできます。ソロより心強く、音域が広がるので音が豪華になり演奏映えしますし、きっと生で連弾を見たことがないゲストも多いと思うのでハッピーな曲やウェディングソングを演奏したら楽しいですね。会場へは連弾なのでピアノ椅子を二つ用意してもらえるか事前に確認しましょう。
◆ピアノ+ヴァイオリン、ギター、ハンドベル等メロディー楽器
つまりピアノは伴奏になってしまうのですが。アンサンブル形式も楽しいですし、楽器が増えれば増えるほど音の厚みが出るので聴きごたえがあります。当然メンバー同士の練習のスケジュール調整が大変だったりもするので、関係性や住んでる場所が遠いかどうかにもよりますね。当日楽器や譜面台といった備品の持ち込みも必要になってくるので、事前に詳細な打ち合わせが必要になります。挙式前の新郎新婦は本当に忙しくなるので自分がどこまで対応できるか考えながら計画しましょう。
◆ピアノ+ジャグリングなど
これは私が担当させてもらった余興の中でもゲストの方からの評判が得によかった演出です。たまたま新郎+新郎職場先輩がジャグリングが得意で仕事後に練習に励んでいるという話を聞いたので、ピアノの演奏を頼まれていた私のほうから「そうしたらピアノと合同企画にしましょう」と出たアイディアでした。ジャグリングのアクションに合わせた「タイプライター」と「ミッキーマウスマーチ」のアレンジ曲で、見た目に珍しさとジャグリングのアクションの大きさやスピードに即興で合わせられるのは生演奏ならではの演出だったので大変喜ばれました。
◆ピアノ+手紙
かくいう私自身は何をしたのかというとこれです。自分でピアノ演奏をして、司会者の方に両親への手紙を代読して頂きました。
元々そんなに大きなパーティーを開く予定もなく、親戚でお食事でも~と思っていたのですが、親戚だけで40名ほどのゲスト数になり予定よりしっかりとした披露宴会場でプロのプランナーさんに依頼しての挙式・披露宴を行いました。
さらに、私が派手な演出や余興自体があまり好きではなかったので、立派な会場で披露宴をやる割にあまりにもサッパリとしたパーティーでこれじゃイカンな~と思っていました。かといって、ピアノソロを演奏するための準備期間もなく、親戚はクラシックファンでもないのでどうしようか迷ったところ、両親への手紙のBGMでピアノ演奏をする事にしました。
手紙の朗読=涙の感動のシーンという気恥ずかしさからも逃げられるしw
でも両親への感謝は言葉で伝えたいし、ピアノを続けさせてもらった事に対して演奏で恩返しがしたかったという希望が叶い、私の中では大満足でした。
※他にも新郎の誕生日パーティーなどサプライズなども行い当日はまぁまぁ盛り上がりました。と思います・・
気を付けたのは手紙の朗読時間を司会者さんと打ち合わせをして、実際に書いた手紙を事前に読んでもらい所要時間を教えてもらいました。そして朗読に合わせて曲の弾き終わりをぴったりに終わるように多少のアレンジをしました。
アレンジなどが加わると手間なので、終わりを合わせたい場合は「曲のここから読み始めて下さい」など司会者の方へ伝えると対応してもらえると思います。
◆ピアノ+スライド
映像を作るときって音楽も当然挿入できるので、生演奏である事にこだわるかこだわらないか人によると思うのですが、新婦のお母様がピアノが得意で、想い出の曲を演奏してくれて、そこに幼少期の写真スライドが流れていたらとても感動的だなと思って相談者の友人に提案した事がありとても話が盛り上がったのですが、スライドを流すための機材の使用料が別途必要になるとの事でお蔵入りになりました。。。元々新郎新婦のプロフィールビデオの上映の予定があるかた、いかがでしょうか。おすすめです!
ピアノの演奏のすすめ
やはり、プロの演奏でない限り基本的にソロ演奏のみではなかなか難しいと思います。
たとえテクニカルな名演奏を望んでいないとしても、感動やトキメキがあるソロ演奏って、慣れていないとそれが出来る人ってあんまり居ないかな~と思うからです。
であれば、めずらしさや楽しさという所を狙っていきたい、一人では難しくても何か他の事と組み合わせる事で盛り上げる事ができると思います。
もし、どうしても初心者でもピアノ演奏!という事であれば、新郎から新婦へ。もしくは新婦から新郎へといったサプライズ的な演出であるか、新郎新婦お二人での連弾でしたら仲睦ましげな様子がとても見ていて楽しいので、ステキな演出だと思います!
結婚式は来て下さったゲストも新郎新婦も幸せになれる時間です。
是非、素晴らしい一日にして下さい!