マメ知識

良いピアノの先生とは?教室や先生の選び方のススメ

ピアノ始めようかな、と思った時にまず音楽教室を調べると思います。

いくつか候補があれば見学や体験レッスン、先生との面談など、実際に会って「合いそうだな」と思う先生を見つけて下さいね。

先生の雰囲気や教室が整理整頓されていて綺麗かどうか、受付があるお教室なら、受付の方の対応が良いところがいいです。

自宅兼教室の先生に習う事をお考えの方は、すでに習ってるお友達にある程度様子を聞くこともできると思います。家(仕事環境)が整理整頓されている先生のほうがキチンとした先生に見えますし、煩雑な環境はミスが起こりやすくルーズになりやすい印象をどうしても受けてしまいます。私の二人目の先生がこっちだったので、後述しますね。笑

不思議なもので、通っている生徒さんと先生の雰囲気て近い事が多いです。レッスンの方針や先生の人柄が一番大事ですが、きっとこのあたりの細かい事が気になるか気にならないか・・ハッキリ意識にないとしても、なんとなく「合いそうだな」「ちょと違うかな」に繋がってくると思います。 

確認するポイント【月謝・通いやすさ・希望の曜日・時間】

体験レッスンや見学やご相談(先生との面談)の予約を取ったら、お月謝通いやすさ希望の曜日や時間など(第1~第3候補)くらいまで改めてまとめて、ササっと振り返りやすいようにしておきましょう。特に複数のお教室を検討している場合はメモに書き出してまとめておくのがいいです。

もちろん、予め調べて予約はしてると思いますが、行ってみたら「当日、入会してくれたらこんな特典があるよ~」と言われて慌ててしまったというケースがよくあります。目先のおトク感より続けられる事のほうが大切です。

希望の曜日・時間ですが、大人の方なら金曜日は仕事後に飲みに行きたくなっちゃうかもしれないので、私なら避けます。笑

水曜日はノー残業DAYの方も多いと思うのでおすすめですし、実際一番大人の方が集中する曜日でしたが、私の場合は ノー残業DAYならそれまた遊びに行きたくなっちゃうかもしれないので微妙です・・(あ、そんなに遊んでばっかじゃないですよん←いまさらw)

比較的いちばん業務量の安定している曜日や、週明け(月)(火)なら練習量もupする週末の後だし、まだ元気!とか、逆に(木)ならあと1日行けば休みだし!と踏ん張れるか、都合のいい曜日を選んでくださいね。

子どもさんの場合は大人と違って何曜日ならおすすめというのはあまりないのですが、歩いて行ける教室(電車・バスでも恐らく通える範囲)の場合、16時半~17時が空いてれば、授業が6時間授業になっても間に合う且つ、冬になっても暗くならない時間なのでイチバンおすすめです!

幼稚園や1.2年生のうちは15時でも16時でも全く問題ないですが、いざ6時間授業が始まって、一人の先生に同学年の生徒さんが同じ曜日に3人いたら3人目は18時スタートになってしまうのです・・(1レッスン30分の場合)※時間の変更は早いもの順なので、6時間授業の話が出た時点で先生に「空いたら移動したい」と伝えておくといいと思います。

どんな先生か確認してみましょう①出身校

先生の出身大学が気になる人は聞いてみましょう。
人によってはまず大前提の条件だと思うので①番目に書きました。

先生の出身大学を一重視される方は、きっと習いたい内容も「音大を受験したい」 「コンクールを受けたい」 「ハイグレードが取りたい」など目的がはっきりしてる事が多いので、しっかり確認して頂いて大丈夫です。先生に聞きづらい場合は予め受付で目的を伝えたり、プロフィールなどホームページで見つけた先生を指名するといいです。

先生も「できる事・できない事」の線引きは決まってる事が多いと思いますので、先生の出身大学やその先生の生徒さんの過去の実績などから、レッスンをお願いしても大丈夫か検討してみましょう。

そうでない場合は先生の出身校はそんなに気にしなくても大丈夫かと思います。指導力や音楽力の基準は採用試験に合格していたり、講師として必要な最低限のグレードなどを取得していたり一定の基準をクリアしてますので、それより先生のレッスンの方針やフィーリングを確認しましょう。※「同じ月謝ならより高学歴の先生を」と言われた事は今まで無いですが、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。

どんな先生か確認してみましょう②レッスン内容

どんなテキストを使っているか、お引越しで教室を変える場合は前に習っていたテキストを引き継いでくれるかなど確認しましょう。

個人レッスンかグループレッスンかで悩まれている場合はこちらの記事をご覧ください。https://ayumusica.com/post-424/

教室には一年間にどんな行事やイベントがあって、その先生の生徒さんはどのくらいの参加されてるか確認しましょう。

例えば、「この教室にはグレード受験が年に3回、発表会が年に2回、クリスマス会が年に1回、コンクールが年に2回あります。」「でも私の生徒さんはどれも出たことないです。今までで0人です」って言われたらどうでしょう?

まだ新卒で講師生活スタートしたばかりの先生だったり、先生の経験はあるけどその音楽教室に勤め始めたばかりの先生ならともかく、何年か年次を積み重ねた先生でこの実績では、私は正直言って不安です。

指導に積極的な先生のほうが、生徒さんの参加率が高くなりますし、指導経験も必然的に豊富で熱心な先生という事になります。これは、出身校よりある意味大切です。親御さんのほうが「うちはそこまで必要でもないかも~」と思われる場合でも、いざ希望したときに対応力のある先生か、対応してくれない先生に習うのでは全くの大違いです。( いないと願いたいですが )

たまに耳にしますが、クラスが一緒で同じ音楽教室に通うお友達が、どんどん発表会に出ていたり、グレードを受験してたり差が出てくることもあります。先生から「出ない?」と案内を受けていて「うちは結構です」と断る場合なら問題ないですが「聞いてない・知らない」となると残念な気持ちになりませんか。

先生の事情で「親の介護のため今は生徒さんの人数を少数に抑えてる」場合や、たまたま不運で「どれも参加できません」と全員に断られてしまっている場合も無くはないので、絶対ダメというわけではないですが、この辺りのコミュニケーションから、希望に近い答えを探ってみて下さい。

どんな先生か確認してみましょう③先生の人柄

良い先生の条件って数々あると思いますが、長く続けられるかどうかは結局ここが一番大切かなと思います。

冒頭のお部屋は整理整頓されてるかもしかり、美人じゃなくても見た目に気を使っているかも私だったら見ます(笑)髪型やファッションって、自己分析と自己実現が出来てる人なのかどうか、見た目に現れるものだと思います。

私の二人目のピアノの先生は高校1年生から3年生まで習いましたが、5歳から中学生3年まで習った一人目の先生の事を「あんまりいい演奏をしないわよね」など、良く言わないのが苦手で、お部屋も圧迫感を感じるレイアウトでしたし、見た目も中身も「ザ・おばちゃん」なのはまだしも、何よりレッスンの時間ぴったりに買い物から帰ってくる先生だったので、レッスン開始はいつもだいたいキッチンで買ってきた食材を冷蔵庫にしまいながら「一度弾いてみて~」とドア開けっ放しで始まる約5分でした。笑

当時は笑い話でも、今だったらネットで書かれて叩かれそうな話ですね・・

それこそ、有名な音大出身の先生で楽曲研究は熱心、「今度はこの曲ね」と見せられる先生の楽譜にはいつも書き込みがいっぱいで、熱の入ったお手本演奏はしてくれましたが、レッスン時間はオーバーしまくるので、時間なんて決まってるようで毎回めちゃくちゃでしたし、野球の名選手が名コーチとは限らない事を学んだ先生でした。案の定3年という短い期間でお別れしましたし、また習おうと思った事はなかったです。

他には、話し方はどうか、子供が好きそうか、コミュニケーションが得意そうかどうかなども感じてみて下さい。

お子様の年齢幼稚園以下の場合は特にその年齢の指導経験があるか聞いてみて下さい。まだ「勉強する」感覚がない幼児にとって、楽しんで遊びながら学びに繋がるかはとても大切で、その先生が子育て経験があるか、幼児の行動心理に詳しいかは気になるところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もし私が習うとしたら、まず第一印象として指導熱心そうで明るく優しい先生、会いに行きたくなる先生がいいです。

なかなか一度お会いしただけではその全てを判断するのはとても難しいですが、その次に、なぜこうした方がいいかなど理由を明確に話してくれる論理的な思考力の深い人だったり、 多角的に物事を見る事が出来て語彙力のある先生がいいです。

そして出来れば綺麗かオシャレな先生がいいです。笑

だって、知人と”昔習ってたピアノの先生”の話になったときに「私の先生はいつもきれいでオシャレにしていた」ってよく聞くんだもん・・

そんな何拍子も揃ってる先生なかなか出会えないかもですし、かくいう私はどうなんだ?と思われるかもしれないですね(°▽°)私のレッスン内容の詳しい事もまた記事にしていきたいと思います。