大人から始めるピアノ

ピアノ初心者だけど独学で上達できるか?に講師が答えます!

こんにちは、歩です。

ピアノって独学でも上達するんだろうか?と答えを求めてこちらへお越しいただきありがとうございます!

そんなあたなの疑問の答えになればと思い、ヤマハ音楽教室で講師をしてきた経験から、私なりの見解を書いていこうと思いますので良かったら読んでみてください。

結果から言うと、独学は可能です。教室に習いにいかなくても弾けると思います。

ただなにをもってして「弾ける」のか、人それぞれ思いが違うと思うので、ピアノを弾くことで描いてるゴールをイメージしながら読み進めてください。

具体的に弾きたい曲が決まっている場合

たとえばテレビで見たあの曲が弾きたい。イベントやなにかの行事のために弾きたい、伴奏を頼まれた、などもうこの一曲だけ弾ければいいという場合です。

ピアノの楽譜は本当に星の数ほどあるんじゃないかというくらいものすごいたっくさん販売されています。

例えばショパンの別れの曲が弾きたいと思ったら元々の原曲の楽譜から初級用にアレンジされていてピアノ初心者でも演奏が可能な楽譜があります。

そのような楽譜を探して気軽にチャレンジするのがまず一点。

いやいや、そうではなく原曲が弾きたい!といった場合も、時間をかけて楽譜を読んで、片手ずつ練習し、両手も1小節ずつ練習を進めるなどほんとに少しずつ合わせるようにすれば、かなりの時間はかかりますが出来ると思います。ただ、続けると言うことが1番のネックになってくると思います。思ったように成果が出ない不毛な時間を1人で過ごしていくことが1番の壁になりますが、どうしても弾きたい!という情熱があればきっと大丈夫です。

何かのイベントごとで出し物として練習される場合でしたら、期限があることなので途中でやめるという事はないと思います。用意した楽譜の譜読みの進度を例えば1ページ読むのに2週間かかるとしたら2ページで1か月、3ページなら1か月半、仕上げと予備の期間で2週間・・といったように期限と練習量のバランスを見て練習計画を具体的に立てて下さい。

先の見えない状態を長く続けているとあっという間に期限はやってきます。ページごとに区切るか、曲全体をシーンごとに区切るなどして、きちんと現状を把握する事、やるべき練習を明確にする事が上達の近道です。

なんとなくただ弾くだけだと問題点が見えずらいので、間違ったと所は鉛筆で書き込みをして後から振り返れるようにるす。演奏を録音をするなど、自分の演奏を客観的に感じる練習がおすすめです。

どうしても弾くのが難しく感じる場合、Youtubeに弾きたい曲の解説動画があるかもしれないので探してみるといいですよ。頑張ってください!

なんとなくピアノを趣味として楽しみたい場合

子供の頃はピアノを諦めていたという方や、ピアノに憧れていたからやってみたいという方もたくさんいらっしゃるかと思います。

絶対これを弾くぞ!といった目標がある場合と違って期限も決まりもないので自分のペースで緩やかに楽しんでいけますよね。

初めての場合は大人のための初級のテキストを購入してチャレンジしてみるのもひとつですが、子供用のテキストも耳馴染みのある童謡などがたくさん収録されているので、音符の読み方に自信がない方も子供用のテキストを使うことで譜読みのハードルが少し下がりますよね。

そして少し慣らしてから次はクラシックの名曲集を買ってチャレンジしてみよう!有名な洋楽やポップスやジャズが弾ける楽譜を探してみよう!と好みを広げてみて下さい。

まず初めで楽しい!と思える事、挫折しない事がとても大切です。そして少しずつ曲のレベルを上げていくことが上達のコツです。

再開の方の場合は、以前のイメージで「これくらい弾ける」と思っている場所からスタートする場合が多いと思いますが、少し巻き戻って比較的楽に弾ける曲から指を慣らしてみるといいですよ。

ダイエットしよう!と急に5キロ走るのといっしょです。5キロも頑張ればだれでも大体できる事ではありますが、急に始めると体を痛めてしまいますよね。まだ体が走ることに慣れてないので当然です。

ピアノも一緒です。演奏する事を体が思い出せるよう、少しやさしめの練習メニューからスタートする事がおススメです。

再開の方は練習の感覚も心得があると思いますので独学はそう難しい事ではありません。

脳トレとしてピアノを弾きたい場合

けっこう大人の生徒さんでこの理由の方たくさんいらっしゃいました。テレビでもたびたび脳にいいと取り上げられますし、脳科学で有名な澤口先生も積極的にピアノをすすめられています。

ピアノ演奏には脳を活性化させられる要素がたくさん盛り込まれています。

また、ピアノの音はとてもきれいで心癒されます。

ステキな曲が弾けるととても嬉しいですし達成感も感じます。

ピアノの教室に行くのはなんとなく気がひけちゃうなという人でも、ご自身でチャレンジする分には誰の目を気にする必要もないんです。とにかく楽しんでもらう事が、心の健康を保つ鍵です。

それでもし独学の限界を感じたら人に習う事を考えてみてもいいと思います。

ピアノを弾くという事自体が脳トレになるので、楽しくピアノが演奏できていればもう独学として成功してると思います。

まとめ

何を隠そう私も今は独学です。先生のレッスンに通っていないので自主練習の日々です。

「ピアノの先生もレッスンに行くの?」と思われますよね。

毎週定期のレッスンじゃないにしても、ピアノの先生って学校を卒業したあともレッスンに通っている事は多いです。ピアノって本当に奥が深くて、学生時代の数年じゃ全てを網羅できるわけではないんですよね。どの学問もおなじかもしれません。

一般職に就いても日々研究が必要なのと同じようにピアノ演奏も日々切磋琢磨です。

違うのは研究費が自費なところです・・・(笑)

話がそれましたが、自分のために弾く演奏なら特に独学でもピアノは楽しめると思います。

ただ一番初めにお話ししたような出し物やイベント事など人に聞かせる機会がある人もいますし、どうしても独学では難しい曲が出てきて誰かに聞きたい!といった場合もありますよね。

一曲でもOKな単発レッスンといった必要に応じて通うレッスンや、気軽に相談ができる人がいたらいいですよね。

実は今、ピアノ初心者さん向けのLINE講座などをやってみたいと思っていてその準備中です。

もしできたら気軽に相談してもらえたら嬉しいです♪

またブログでご案内しますね!